デイトレードやスキャルピングといった、短期間で何度もトレードを繰り返す人にとっては、約定力は非常に重要なものとなってきます。
特に一瞬の判断力と瞬発力を必要とするスキャルピングでは、トレーダーの思った通りのエントリーや決済ができなければ意味が無く、約定力は取引所によって大きく違いが出ることがあります。
そんな約定力は、国内FXと海外FXで違いがあるということをご存知でしょうか?
基本的に国内FXよりも海外FXの方が、約定力は強いとされているのです。
約定力は短期間トレードを行う人以外にも、レートが荒れた時や思い通りの価格で決済をするためには重要となってくるので、すべてのトレーダーが意識すべき点です。
そこで今回は、海外FXの約定力がなぜ強いのかを紹介していきます。
海外FXの約定力は基本的に強いとされている
海外FXの約定力は基本的に強いとされており、それはNDD方式を採用しているためなのです。
まずは、約定力について説明しつつ、なぜNDD方式だと約定力が強いのかを紹介します。
約定力とは?
約定力とは、トレーダーが決済したい価格でタイミングよく取引を成立させることができる能力となります。
もう少しわかりやすく説明すると、
ドル円において110.11円で成行注文による決済しようと思った時に、110.11円で注文ボタンを押した結果が110.11円に近ければ近いほど約定力が強いということになります。
もし約定力が弱いと。110.11円でタイミングよく決済ボタンを押したのにすぐに約定せず、110.12円や110.10円に変動してしまうのです。
つまりトレーダーからすると、約定力が弱い取引所だと思った価格で決済できない可能性が高くなるため、なるべく約定力が強い取引上を使った方が有利なトレードができるのです。
NDD方式を採用しているため
海外FXの約定力が強いとされるのは、NDD方式を採用しているためです。
NDD方式(ノンディーリングデスク)とは、トレーダーが注文を出すとFX会社を通してダイレクトにカバー先に注文を流すという方式です。
カバー先はインターバンク市場となっており、FX会社はトレーダーからの注文をただカバー先に流すだけで直結をさせているので、素直に約定してくれるため海外FXの約定力は強いのです。
まとめ
冒頭でも書きましたが、約定力は短期トレードをする上で極めて重要になってきます。
今後、短期トレードをする予定で、海外FXと国内FXのどちらにしようか悩んでいるという方は、今回取り上げた約定力も判断材料にすることをおすすめします。